ジャッキー出演映画2010年代一覧

新少林寺/SHAOLIN | 2011:12:13:09:11:06
1911 | 2011:11:15:08:50:46
ラスト・ソルジャー | 2011:10:13:14:55:19
ベスト・キッド | 2011:10:07:13:24:53
ダブル・ミッション | 2011:10:06:14:36:38



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守れ。人々の希望のため――

SHAOLIN/新少林寺/2011年/香港・中国/ジャッキー・チェン・エンペラー・ムービーズ/2011年11月19日カルチュア・パブリッシャーズ配給

監督:ベニー・チャン アクション監督:コリー・ユン 製作:アルバート・リー/ベニー・チャン 脚本:チャコール・タン/チェン・カーチョン 撮影:アンソニー・プン 音楽:ニコラ・エレラ/アンソニー・チュウ 美術:イー・チュンマン アクション指導:リー・チュンチー

キャスト:アンディ・ラウ/ニコラス・ツェー/ジャッキー・チェン/ファン・ビンビン/ウー・ジン/ユエ・ハイ/ユィ・シャオチュン/ション・シンシン/シー・イェンレン/

本当にいい映画
映画「1911」でも描かれた辛亥革命で清王朝が倒れた翌年、権力争いの絶えない混沌とした1912年の中国。1人の独裁的な将軍の過ち、それを悟りへと導く者、すべてを受け入れる少林寺の僧侶、そしてすべてを手に入れようとする腹心。単なるアクション映画に終わらず、素晴らしいストーリー展開、アンディ・ラウら俳優陣の演技力から、登場人物の心がこちらに伝わってきます。私は上映中に何度も涙しました。アクション映画でこんなにも泣けるものかと、自分でもびっくりです。

ジャッキーは特別出演ながら、将軍侯杰を悟りへと導くキーマンで、いつもニコニコ優しい笑顔で人々に接する悟道は、「1911」よりもジャッキーらしくて安心して見ていられます。武術は出来ないといいながらも、中華鍋を巧みに使ったアクションもジャッキーらしくて良いです。

侯杰を演じる主役はアンディ・ラウ。ジャッキーとは実に「酔拳2」以来の共演。アクションに辛い私なので、他の共演者に比べると...ですが、演技力は素晴らしい。アンディ・ラウの演技力もここまでになっていたかと思わせる素晴らしい演技。妻、額夕役のファン・ビンビンとの絡みも迫真の演技です。しかしファン・ビンビンもきれいですね~。ちなみに娘、勝男役の嶋田瑠那ちゃんは、日中ハーフの日本人で、あまり日本では知られていませんが、中国ではかなり人気の子役さんだとか。

そしてひときわ異彩を放つ裏切りの腹心、曹蛮、ニコラス・ツェー。映画「PROMISE」でも存在感ある悪役でしたが、こういう男前はこういう悪役が良く似合います。そして悪役でも、やっぱりかっこいい。男前は何をやっても男前だから嫌になっちゃいますねぇ(笑)

元祖「少林寺」世代としては、方丈役のユエ・ハイさんの俳優復帰が嬉しかったです。蟷螂拳は使いませんでしたが。「少林寺」と「新少林寺」の不思議な繋がりを感じます。
「少林寺」といえば、ジェット・リーにもこの「新少林寺」への出演オファーがあったらしいのですが、スケジュールの都合で叶わなかったとか。もしジェット・リーの出演が実現していたらどんな役だったのかと思うと興味深いです。
ジェット・リーといえば、何度も中国の武術大会で優勝経験のある本物。そのジェット・リーと同じ師に付き、ジェット・リーを兄弟子に持つのが、淨能を演じるウー・ジン。太極拳の名手である彼は、この映画の出演をきっかけに、少林拳を学ぶべく少林寺に出家したらしいです。
他にも、「カンフーハッスル」の人足シー・イェンレンやジェット・リーのワンチャイシリーズの鬼脚七でおなじみのション・シンシンは、香港映画ファンとしては「お!」って感じで嬉しい出演です。
古き良きカンフー映画を、その当時からの出演者やおなじみの役者さんを交えて、全く新しい映画に作り上げた、完成度の高い作品だと思います。

こんなにも素晴らしい映画の監督は...というと納得。監督のベニー・チャンは、ジャッキー作品でいうと「WHO AM I ?」や「香港国際警察/NEW POLICE STORY」「プロジェクトBB」など、どれも素晴らしいアクションやストーリー展開を見せてくれる、いわば、はずさない監督さん。

本当に、こんなにも素晴らしアクション映画を観たのは久しぶりな気がします。131分という長さを感じさせない内容、最後には少林寺の僧侶の心を受け、こちらの心が洗われるようです。涙なくしては見れないこの作品、きっと、もう一度、映画館へ足を運びます。そして、これからも何度も観るでしょう。

1911年10月10日、辛亥革命。歴史に残らなかった「命」の物語。

1911/辛亥革命/2011年/中国/ジャッキー・チェン・エンペラー・ムービーズ/2011年11月5日東映配給

総監督:ジャッキー・チェン 監督:チャン・リー 脚本:ワン・シントン/チェン・バオグァン 撮影:ホァン・ウェイ 音楽:ティン・ウェイ 美術:チャオ・ハイ 編集:ヤン・ホンユィ プロダクション・デザイン:チェン・ミンチョン アクション指導:ウー・ガン/JCスタントチーム

キャスト:ジャッキー・チェン/リー・ビンビン/ウィンストン・チャオ/ジョアン・チェン/ジェイシー・チェン/フー・ゴー/ニン・チン/スン・チュン/ジャン・ウー/ユィ・シャオチュン

100周年、100本目?
中国、辛亥革命から100年、ジャッキー出演映画100本目という歴史大作。ただし、このジャッキー出演作の100本には、ジャッキーが認めないであろう問題作も含まれてますが...。
ジャッキー演ずるのは、革命を率いた孫文の右腕、黄興。いつものジャッキー映画とは一味違った、緊張感の解けない歴史ドキュメンタリー的な映画です。革命に命を懸けた若者の凄まじい様には、目を覆いたくなるシーンも...。ただし、後半、「やっぱりあるか!」と思わせる、ホッとするジャッキーアクションも用意されています(半ば無理やり入れた感もありますが(笑)
革命は銃撃戦の連続。痛々しい場面もあり、これがジャッキーらしくないのですが、史実に基づいているのでしょうから、仕方ないところです。そのせいもあってか、前半と後半ではガラッとイメージが変わったような雰囲気があります。
これまで、ほとんどのジャッキー作品は娯楽映画ということを意識して作られていますが、この作品は歴史映画でもあるので、派手な脚色をせず、全体を通して、感動的な盛り上がりにはやや欠けるかも知れません。革命の成功よりも、革命に命を懸けた若者や犠牲になった人々のことを考えると、なんともやりきれない思いが残ります。多くの人々の犠牲の上にある今日の中国、その意味を今一度問いかけているのかも知れません。また、革命とは決して感動的で賞賛されることだけではないということが強く残りました。
「レッドクリフ」などの撮影監督を務めたチャン・リーの初監督作品ですが、できればこの映画も二部作もしくは三部作にしてほしかったかも。きっと中国の人には容易に分かるのかも知れませんが、辛亥革命をよく知らない私たちには、ちょっと詰め込み過ぎの走りすぎのように思います。
私がこの映画を観たのは字幕版ですが、吹き替えのほうが良かった感があります。通常のセリフの下部字幕と同時に、その人物の名前や所属が左右縦字幕に表示されるので、かなり忙しく字幕を追わなければなりませんでした。エンドロールを見ながらふと思ったのは、すべてが中国簡体字表記で、英語表記が皆無なこと。この映画は中国製作ですが、中国国内向けをメインに作られたのではないかと思いました。なので、字幕を追うにはちょっと厳しいセリフ量です。それから一つ気になったのが、ジャッキーの声がちょっといつもと違うような感じがしました。今時、中国映画でも俳優以外のアフレコは無いと思うので、役作りか喉を潰したか...と思うのですが、ちょっと違和感ありでした。 DVD・BDが発売されたら、是非、吹き替え版でじっくり観たいと思います。

逃げるが勝ち!!

Little Big Soldier/大兵小将/2010年/中国・香港/2010年11月13日プレシディオ配給

監督/脚本:ディン・シェン 原案/アクション監督/製作総指揮:ジャッキー・チェン 製作:ソロン・ソー/ユエン・ノン 撮影:チャオ・シャオティン 音楽:シャオ・クー 美術:リ・スン

キャスト:ジャッキー・チェン/ワン・リーホン/ユ・スンジュン/リン・ポン/ドゥ・ユーミン/ユー・ロングァン

20年間温めた念願の企画
反戦、生きることへのメッセージ性あふれたジャッキー流の反戦映画。劇場で観ている間、台湾の歌手であるワン・リーホンが、俳優の別所哲也さんに見えて仕方なかったのは私だけでしょうか...。
ジャッキーの、闘いを好まないという役柄もあって、アクション的には物足りなさもありますが、お話的にはとてもしっかりした良いお話だと思います。ハッピーエンドとも言い難く、ジャッキー映画に求めがちな痛快さは無いですが、最後まで感慨深い作品です。ジャッキー自身の企画を20年間温めてきたというだけあって、内容はきっちりしていると思います。ジャッキーの反戦への思いが見て取れる作品だと思います。ファンなら、この作品でジャッキーの思いを受け止めるべきかと。

最高の師匠がくれたもの-それは、逃げずに立ち向かう勇気。
あの伝説が北京で甦る!

The Karate Kid/2010年/米国・中国/2010年8月14日ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給

監督:ハラルド・ズワルト 原案:ロバート・マーク・ケイメン 製作総指揮:ダニー・ウルフ/スーザン・イーキンス/ハン・サンピン 製作:ジェリー・ワイントローブ/ウィル・スミス/ジェイダ・ピンケット/ジェームズ・ラシター/ケン・ストーヴィッツ 脚本:クリストファー・マーフィ 撮影:ロジャー・プラット 音楽:ジェームズ・ホーナー 美術:フランソワ・セガン

キャスト:ジェイデン・スミス/ジャッキー・チェン/タラジ・P・ヘンソン/ハン・ウェンウェン/ワン・ツェンウェイ/ユー・ロングァン

さすがのリメイク!
ジャッキーを師匠役に置いたことで、抜群に説得力のあるリメイクになりました!少年よ、君のアパートの管理人は、とてつもなく凄い人なんだよ!それに加え、ウィル・スミスの実の息子、ジェイデン・スミスの演技力の高いこと!この映画のために訓練し、見事な股割りまで披露してくれる。この映画を観るまで、師匠役のジャッキーなんて違和感あったけど、いやぁ、いい!渋くていい!歳をとってもかっこいい!そしてリメイクだから内容は分かってるんだけど、劇場にも関わらず泣いてしまう。間違いなしの良品、感動作!

ジャッキー・チェン引退!? 危険なシゴトか! 愛する家族か?

The Spy Next Door/2010年/米国/ レラティビティ・メディア ロバート・シモンズカンパニー/2010年6月19日ショウゲート配給

監督:ブライアン・レヴァント 脚本:ジョナサン・バーンスタイン/ジェームズ・グリア/グレゴリー・ポワリエ 製作総指揮:ライアン・カヴァナー/アイラ・シューマン/ソロン・ソー/タッカー・トゥーリー 製作:ロバート・シモンズ 撮影:ディーン・カンディ 美術:スティーブン・ラインウィーヴァー 音楽:デヴィッド・ニューマン 衣装:リサ・ヤンセン

キャスト:ジャッキー・チェン/アンバー・ヴァレッタ/マデリン・キャロル/ウィル・シャドリー/アリーナ・フォーリー/ビリー・レイ・サイラス/ルーカス・ティル/ジョージ・ロペス

子供から大人まで...
ジャッキーのハリウッド進出30周年記念作品ということで、映画オープニングでは主人公ボブ・ホウの若かりし頃の雄姿として、実際にジャッキーが主演した過去の映画の一場面が流れました。子供から大人まで安心して楽しめる作品ですが、全体的に平和なホームコメディタッチで、ちょっと展開が軽快すぎる感が...。92分という尺の短さが、この映画を浅くしているようにも思います。アクションシーンも短めで、不完全燃焼気味。「スパイ・キッズ」に通ずるところもあり、ストーリー的にはありがちですが、ホームコメディらしいノリは悪くもないと思います。私的に欲を言えば、ジャッキー演じるボブ・ホウの表の顔と裏の顔のメリハリとキャラの掘り下げ、アクションシーンの充実で、かなりよくなる映画のように思いました。


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