ジャッキーの代名詞、酔拳シリーズ!

酔拳2

やっぱりこれですね!私的には“拳”ものではこの「酔拳2」が一番です!
ヒット作「ドランク・モンキー 酔拳」の続編にあたり、ジャッキーはこの映画で自身のカンフー作品に区切りをつけたようです。オマージュ好きなジャッキーは、この映画では「キートンの大列車追跡」へオマージュを捧げています。

本作の共演では「男たちの挽歌」のティ・ロン(ジャッキーと7歳しか離れていないのに父親・黄麒英の役)と「奇蹟 ミラクル」で共演した故アニタ・ムイ(ジャッキーより年下)がジャッキーの父母役を演じていて、個人的にはこのキャスティングは嬉しくてワクワクしました。
格闘シーンでは、アニタ・ムイとのコンビネーションが爽快です。ラストのキック・スタイルの元ムエタイ選手ケネス・ローとの白熱するバトルは何度見ても鳥肌ものですし、ジャッキーのアイデアが効いた名勝負だと思います。
また、ジャッキーが歌う主題歌や挿入曲も雰囲気出ていて良い感じです。
ジャッキーが演じるウォン・フェイホン(黄飛鴻)は、ジェット・リー(李連杰)の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズでもお馴染みの実在した高名な武術家で、彼を主人公としたり登場する映画は数多くあります。
監督のラウ・カーリョンは、黄飛鴻の弟子の孫にあたり、黄飛鴻について最も正確に伝える人物の一人であると言われています。
そういう正統派のラウ・カーリョン監督とジャッキーのコミカルな表現が合わなかったのか、ジャッキーは彼に敬意を表しながらも、この映画では最終的に監督のラウ・カーリョンと意見が合わなくなったようです。そして、ラウ・カーリョンはこの「酔拳2」では満足できずに、後に「酔拳3」「超酔拳」を撮っていますが、どちらもジャッキーは出演していません。

この「酔拳2」には日本公開時にはカットされた真のエンディングがあり、それは主人公の飛鴻が極度のアルコール摂取により廃人になってしまうというもの。これはタイなどのイスラム圏での放映を考慮したエンディングらしいです(イスラム教では酒は禁じられている)。

酔拳2/Drunken Master Ⅱ/1994年/香港/ゴールデン・ハーベスト/1994年12月17日東宝東和配給

製作総指揮:レナード・ホー 製作:エリック・ツァン/エドワード・タン/バービー・タン 監督:ラウ・カーリョン 脚本:エドワード・タン/バービー・タン/トン・マンミン/ユエン・カイチ 主演/武術指導:ジャッキー・チェン 撮影:チャン・イウジョー/マー・コーシン/チャン・トンリョン/ウォン・マンワン 美術 エディ・マ/ホー・キムシン 音楽:ウィリアム・フー

キャスト:アニタ・ムイ/ティ・ロン/ラウ・カーリョン/ロー・ワイコン/アンディ・ラウ

受賞:香港電影金像奨ベスト・アクション・デザイン賞(ラウ・カーリョン/ジャッキー・チェン・スタントマン・チーム)/香港電影金像奨最優秀編集候補(チャン・ユーチュン)

ドランク・モンキー 酔拳

日本初公開映画で大ヒット出世作の「ドランク・モンキー 酔拳」。日本のアニメやゲームなどに多大な影響を与えました。ジャッキーといえば酔拳でしょう!師匠役のユエン・シャオティエンの印象も強いです。今では当たり前?となった酔拳も、初めて日本で公開された時は衝撃的でした。酒を飲めば飲むほど強くなるのですから・・・。
お酒を飲めない年齢の頃から、清涼飲料水片手に酔ったふりをしたり胡桃を割る真似をしたり・・・流行りました。そんな経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
それまでのヒーロー像を大きく覆した作品ではないかと思います。完全無欠なイメージのブルース・リーとは違った魅力で、格好悪いことの格好良さ、コミカルな格好良さを痛感した映画でした。
ユニークなトレーニング・シーンも話題になりました。弱い主人公が独特のトレーニングを積んで強くなって悪漢を倒す・・・今ではカンフー映画としてありふれたストーリーも、この頃はたまらなくしびれました。もちろん、今見てもしびれるのですが・・・。私も含めて多くの平凡な弱い人々にとって、勇気と希望を与えてくれる最高のヒーローだったと思います。

酔拳/Drunken Master/Drunken Monkey in a Tiger’s Eye/Drunk Monkey/1978年/台湾・香港/思遠影業公司(シーゾナル・フィルム)/1979年7月21日東映配給

製作:ン・シーユエン 監督:ユエン・ウーピン 脚本:シャオ・ロン 撮影:チャン・ハイ

キャスト:ジャッキー・チェン/ホアン・チョンリー/ユエン・シャオティエン/ディーン・セキ

ドラゴン・キングダム

ジャッキーの酔拳でもう一つ忘れてはならないのが、この「ドラゴン・キングダム」。ファンが待ちに待ったジェット・リーとの初競演がたまらない作品です。
「全米No.1!!――仲間たちは今、未知なるアドベンチャーへ旅立つ!」
孫悟空の話を中心に、中国の古典小説や神話がミックスされて独特の世界観を作っている「ドラゴン・キングダム」ですが、全体のストーリーは単純明快なものの、脚本家は相当なカンフー映画オタクではないかと思わせるくらい、そういう面では奥の深い映画です。
何より、ジャッキー&ジェットのJ×Jの初競演及び初対決を実現させただけでも見応え充分!対決シーンも「一応入れました」的なものではなく、気合充分の充実内容。酔拳使いのジャッキーと黙僧のジェット、2人の持ち味を最も活かせる役柄であることが鳥肌もの。ジャッキー映画では久しぶりのカンフーものだったので、「やっぱりジャッキーは酔拳だな」と思わせるくらい嬉しかったです。私には、酔拳使いVS黄飛鴻、いや、黄飛鴻VS黄飛鴻に見えました。
ハリウッドに行ってから、従来のファンには不完全燃焼的な作品が多かったですが、この映画はちょっと違いました。言葉は一部を除いて英語だけど、内容は香港ムービーにかなり近くて、相変らずヒロインは美しく、ゴールデン・スパロウ役のリュウ・イーフェイ、白髪魔女役リー・ビンビンともに素敵な女優さんで、J×Jにしごかれる「導かれし者」ジェイソン役マイケル・アンガラーノも、2人に負けないくらいのアクション…とまでは言えませんが、なかなか頑張ってました。
終盤の決戦も、ルー・ヤン(ジャッキー)復活と孫悟空復活の鳥肌シーンや「なるほど~」と思わせる納得シーンで大満足。最後に少し物足りなかったのは、恒例のNGシーンが無かったこと。内容がファンタジー的なアクション・アドベンチャーなので、現実感を出したくなかったのか、ジェット・リーの意向によるものか・・・。

The Forbidden Kingdom/功夫之王/2008年/米国/ライオンズゲート ワインスタイン・カンパニー(TWC)/2008年7月26日松竹配給

監督:ロブ・ミンコフ アクション監督/製作総指揮:ユエン・ウーピン 製作総指揮:ラファエラ・デ・ラウレンティス/リンウッド・スピンクス 製作:ケイシー・シルヴァー 脚本:ジョン・フスコ 撮影:ピーター・パウ 音楽:デヴィッド・バックリー

キャスト:ジャッキー・チェン/ジェット・リー/マイケル・アンガラーノ/コリン・チョウ/リウ・イーフェイ/リー・ビンビン/モーガン・ベンワー

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク