ローランド・エメリッヒ監督渾身のディザスター・ムービー、メッチャ期待して観に行きました。その期待通り、前半はすごく良かったです。
しかし、後半、結末が見えてくるにつれ、「あ・・・僕らは助かる部類の人間じゃないな・・・」という不公平さと、いつもながらの勝手なハッピーエンド路線にがっかりな結末でした。
この映画を、"近い未来に対する警告"と捉えるか、"迫力ある映像の娯楽映画"と捉えるか・・・。
僕には、どちらにしても、不満が残ってしまうのです。
"近い未来に対する警告"と捉えれば、不安をあおるだけだし、"迫力ある映像の娯楽映画"と捉えれば、差別感が否めない。
その理由は、結局、最後に助かるのは、10億ユーロを用意できるほどの桁違いな金持ちと、関係者の近親や友人、DNAレベルで優秀だと判断された、選ばれた人だけだからです。
主人公だって、資産家の運転手をやっていて、金持ちとの繋がりがあったから助かったようなもの。
もちろん、ありえないような幸運や類まれなる生命力は当然のことながら、それ以前に、金持ちであるか関係者から選ばれた人間であることが最低条件なのです。
最後にみんなでハッピーエンド!って感じでしたが、助かった人々の親や友人も亡くなっているんですよ。そして、映画に登場もしなかった、地球上のほとんどの人が亡くなっているんですよ。
なのに、助かった人間の幸運に希望の光を照らす、ご都合主義のハッピーエンドには、相当がっかりでした。
この映画のようだと、僕は絶対に助かりません。
こういった映画でも、観客に対して、"一筋の光"を与えるものでなければいけないと思うのです。
その"一筋の光"の条件が、莫大な金や優秀なDNAやコネなら、庶民には光は当たりません。
何のコネも突出した能力も無い"貧乏人は死ぬしかない"と言わんばかりです。
そこには、庶民の感覚の分からないセレブ的な考え方が見え隠れします。
とか言っても仕方ないので、深いことはなーんにも考えずに、ただ単に遊園地のアトラクション的な凄い映像を楽しみましょう(笑)




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